ごみの行方
マレーシアでは基本的にゴミの分別はなくて
生ゴミも、ビンも、缶も、電池でさえ一緒にゴミ箱へ…
缶はアルミとして売れるのでとっちょく人もいるけど
基本的にはなんもかんも一緒…まとめてゴミ袋へ入れるだけ
うちの家は公園のスタッフハウスなのでゴミ収集車も来ず
週2回、スタッフがまとめてゴミ捨て場に持ってきます
今まで聞いてた話しだと
この町(むしろマレーシア?)にゴミ焼却場はないので
ゴミはただそのまま埋め立てられるって話
“じゃぁその埋め立て場は 一体ぜんたいどんなことになっちょんやろう…??”
そんな疑問を解決すべく
今日こそはとゴミの車に乗せてもらって いざゴミの追跡調査へ
山を下って 上って また下って… どんどん山の中へ中へ中へ…
そして…ついに到着した “ゴミの終着点”
車からゴミをポイポイおろして…
これで終わり。
この後ゴミたちはブルドーザーで土と混ぜられて
ここに埋め立てられるんて
ビニールシートみたいので地表を覆ってはあるけど…
すぐ横は森やし、この森からは川も流れ出ちょるし
ゴミから滲み出た有害物質はいったい…。。。
そしてこの悪臭の蔓延するごみ埋め立て地で働くのは
隣国のフィリピンやインドネシアから出稼ぎに来てる人たち
埋め立て地内の小屋での住み込み生活
健康にいい訳ないと思うな…
マレーシアで環境系活動中の協力隊員が組織する環境分科会でも
「いくらごみの分別を呼びかけても最終的な受け皿がない」
って問題が上がっちょったけど本当にこれがマレーシアのごみ問題の現実
それにインドネシアやフィリピンからの出稼ぎ労働者が底辺部の仕事を担っちょるっていう東南アジアにおける中進国マレーシアの現実
2020年 先進国入りを目指すマレーシアが抱える社会問題の一端を垣間見た気がした一日でした
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