2017-05

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"希望"

お知らせは前に載せたのですが、
先週末、本当に本当に楽しみにしていた

富良野塾GROUP
2013年冬公演 『明日、悲別で』

という舞台をみてきました。

富良野塾は「北の国から」や「優しい時間」などの脚本を手掛けてこられた倉本聰さんがつくられた劇団で、
北海道の富良野で自給自足生活をしながら演劇活動をしてこられたグループ。

私は演劇(生の舞台)が本当に大好きで今までたくさんみてきましたが、
これまでみた演劇の中で一番忘れられない舞台が
小学生の時にみた富良野塾の『ニングル』です。

舞台の中に森が創られて、自分もその中にいて… 魂が揺さぶられる舞台でした。

その時以来、ずっと倉本聰さんの哲学、富良野塾の舞台に惹かれ続けています。

現在、富良野塾は解散し
舞台を見れるのは富良野GROUPとしての夏・冬全国公演のみ。

マレーシアにいる間なにが一番悔しかったって、富良野塾の公演を見れなかったことです。

なので、今回の舞台は本当に本当に楽しみにしていました。



    

**************************************

「明日、悲別で」

 
二十年前に閉山した炭坑の町、悲別。散り散りになった若者たちは、2011年大晦日、ここに集まろうと約束する。 彼らの交わした約束とは、大昔この炭坑の第一坑道の地下三百メートルの地底に先人達が埋めたという「希望」を封印したタイムカプセルを、探しに潜ろうということ。
だが二十年の歳月は、若者たちを変えてしまっている。
福島の原発労働者となって原発事故に遭遇した者、
懸命にふるさとにしがみつき空しい町おこしに励む者、
そしてこの町の町会議員になり、行き場のない原発廃棄物を引き受けて、悲別炭鉱の地下一千メートルに閉じ込めようと策す者。

三百メートルの地下に希望があり、千メートルの地下に今絶望を埋めようとしている悲別。

約束を守ったたった二人の若者が、空しくしか思えない希望を求めて、かつてのなつかしい第一坑道へ二人っきりで入って行った。

2013_kanashibetsu_top.jpg

あの頃のこの谷は、いわば幻だな。
一体この谷に神様はいるのかよ! いるなら余っ程どうかしてるぜ!
何万人のふるさとをうばって、
―――結局誰一人救うこともできずに、それでも本当に神様はいるのか!

**************************************

   
  
私はずっと考えていました。

"希望" ってなんだろう。
本当の "希望" が表現されるとしたら、それって何なんだろう。


その1つのこたえを舞台上にみた時、涙がこみあげてきて、
舞台を見終わっても本当に心が震えて私は席を立つことができませんでした。

魂のこもった舞台。
"人間" のもつ本当の力が創った舞台。

一生忘れません。
    


自分が生み出したのではない
モノや、エネルギーや、おカネで
どんどんどんどん便利になっていく世の中。

自然の理の輪からはずれた
モノや、エネルギーや、おカネが足りないと
どんどんどんどん不安で虚しくなっていく世の中。


本当に、
私たちは自分自身の内にある力と、
生かされている大きな自然の輪の力を
忘れかけているのだと思います。


朝、お日様が昇ってきらきら光る露や霜の美しさとか、
汗を流して、自分の身体をつかって暮らしに必要なものを生み出すこと、
日が暮れていくときの澄んだ空気の清々しさと薪が燃えるいいにおい、
そして夜の闇と満天の星空。


そのひとつひとつが、どれだけ幸せにあふれていることか。


私の祖父は炭鉱で働いていました。
私の友だちには、
自分の手で生み出せる範囲で暮らすことを大事に、
と自給自足を目指して生きている人がたくさんいます。


ずっと考えてきた カプセルの中身 "希望"。
こたえはずっと心の中にあった大切なものでした。


命をかけて炭鉱で働き、生きてきた祖父。
自然の理の中、命を込めて生みだしたもので暮らしていこうとしている人たち。

"生きる" ために命を込めている人を心から尊敬します。



前にもここに載せたのですが、もう一度。

富良野塾の起草文です。
いつもこれを忘れずに生きたいと思っています。


いつでも、どこでも、

本当に大切なものを大切に生きたいのです。



  
  
   
03.jpg





   

   
   


   
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