世界最大の花 * ラフレシア
この前まで、家の裏(と言っても公園のラフレシア・プロットですが…)に
世界最大のお花 “ラフレシア” が咲いていました☆
でっかいでしょう?
これよりもっと大きくなる種類もあるんですよ!
ラフレシアは花を咲かすまでに2年以上、
でも開花したら3日~長くても一週間くらいしかきれいな姿をとどめていないという貴重な花で、
“幻の花”とも言われています。
花には雄花と雌花があって、
雄花からはクリーム状になった花粉が出て、花の奥に入り込んだハエの背面に付着することで受粉をしていきます。
この花粉を運ぶハエは、死肉や獣糞で繁殖する種類のものらしく、
それを誘うため、ラフレシアの色・質感は死肉にも似ているんだとか…。
クサい花!!
ってイメージがあるのも、このハエを誘引するために汲み取り便所の臭い(アンモニア臭かな)みたいな腐臭を発してるからです。
でも、実際クサいのは枯れ始めたころのラフレシア(開花から3日くらい経ってから)で、
咲きたてのフレッシュなラフレシアはまったく臭くないんですよ♪
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なにを隠そう、うちの配属先サバ州公園局クロッカー山脈公園のロゴはこのラフレシア☆
年中見れる訳じゃないですが、そこがまた貴重ポイント!
一度はおいでよクロッカー山脈公園❤
任期中に咲いてくれそうなつぼみもまだいくつかあるので楽しみです♪
祖先の霊が還る山
東南アジア最高峰
赤道直下のボルネオ島で先住民族の人たちが祖先の霊が宿る場所と信じる
Gunung. Kinabalu (キナバル山)
標高4095m
霧に包まれている事の多いその山頂を麓から眺めると
その壮大さに呑み込まれそうになる
今週末に友だちと登ることになっちょるけど、
間近に見てみると
あまりに雄大 あまりに神聖
ヒトは山を制覇したがるけど
自然にはヒトの手の及ばないものがあるし
必要だし
昔からこの土地の人たちはそれを感じながら
キナバル山に抱かれて暮らしてきたんやと思う
ヒトが自然に対して感じる霊性の実感
先週末、同僚に誘ってもらって
キナバル山の麓にあるキアウ村へ
ボルネオ島の先住民族カダザン・ドゥスン族の人たちが丘(って村人は言うけど、うちにとってはじゅうぶん山)に家を建て、作物を育て、時には森で狩りや採集をして暮らしてる村です
本当にものすごい斜面
村までの道も“車ってこんな急斜面でも登れるもんなのか…”ってびっくりするくらいの未舗装の山道を登ったり下りたりまた登ったり
今回は水稲の収穫のお手伝いをさせてもらえることになっちょってついていったけど
熱帯雨林の中やパイナップル畑や陸稲(山の急斜面で焼畑栽培するお米)畑の広がる急斜面をひたすら進み…
なんと山を2つも3つも越えてやっと眼下に黄金色の稲穂が見えてきた
お米は片手に小さな鉄の刃物を持って
稲の上だけひとつひとつ刈り取っていきます
また稲の収穫については別に紹介するね
とりあえずこの日は一日働いて収穫袋5つ分の稲穂を刈り取ることができました
でも脱穀したお米を担いで村まで戻らなきゃ…
Orang Kampung(山で暮らす人)って本当に強いな
ずーっとこうやって生きてきたんだなぁ
村に帰ったらおばちゃんがキナバル山の麓まで行って仕留めてきた Babi Hutang(ヒゲイノシシ)と
霧に包まれた見えないキナバル山から流れてくるちからが一日の疲れを癒してくれました
いい村やったぁ
ずっと待ってた出逢い
ボルネオで出逢えるのをずーっと待ってたオラウータン
昨日ついに出逢っちゃった❤
夢がひとつ叶った瞬間
オラウータンの目はやっぱりすごく優しくて
毛はふさふさやわらかい
口はへにょってして可愛くて
歩く後ろ姿はもたもたっとしてなんとも言えず愛らしい
いや------!!
もう本当に幸せ----------❤
彼女の名前は“ジェッキー”
同期隊員のさかっちが配属されてるキナバル公園ポーリン温泉で暮らすオラウータンのおばあちゃん
自分のことを人間だと思っちょるらしくて
好きな飲み物は Milo
好きなのは 男のヒト❤
うちは女なのでまったく興味もってもらえず
こっち向いてすらもらえない(笑)
でもいいんちゃぁ❤
出逢えただけで本当に幸せやから❤❤
感動の出逢いの後はさかっちにポーリンを案内してもらって
地上41mの樹冠に157mにわたって掛けられたキャノピーウォークを渡ったり
マレー式温泉(足湯)に浸かったり
初めてキナバル山を見たり
いやぁ楽しい休日やったぁ♪
明日からはボランティア総会のため3ヵ月ぶりに首都KL
紀伊国屋書店で注文しちょる和書を受け取るのと
大好きな同期隊員のみんなに再会できるのが本当に楽しみです❤
森の中でかんがえた。
先週の週末は村に入っていたので、
なんとも時間を持て余します。
やるべき事がない訳じゃないんですが。
とりあえず昼まで寝てみました。
でも15時すぎから
初めての熱帯林
森の中はひんやりと涼しいけど
本当に心が洗われるって感覚。
先輩に聞いたお話しだと、
どの植物が薬になるとか
森と共に生きてきた文化なんだなぁって実感。
日本の田舎でも
もちろん身近にないものでも想像することはとても大切で、
自然であれ、人であれ
日本はこういう知恵をちゃんと伝えられてるかな。
自然は言葉を話さないから、
うちはここで2年間活動していくけど、
“援助する” “教える”
なんてことは思っていません。